2022年下半期1作目感想 華麗なるギャツビーについて(ネタバレを含みます)
映画やドラマをテーマにブログを書くと決めたので早速書いていきます。
まずは私が下半期最初に観た映画から、「華麗なるギャツビー」
こちらはNetflixで視聴しました。
結構前にマイリストに入れて観ていなかった作品です。他にもたくさんありますが…。
以前テレビや映画冒頭のCMで観てから気になってた作品の一つでした。
今回なぜこの作品を選んだかというとズバリ、サムネイルのレオ様と目が合ったからです!特に深い理由がなくて申し訳ない!
CMで見たゴージャスでキラキラとした世界。あのシーンは何の、どういうシーンなんだろう?っていうのがずっと印象に残っていて、それで見てみることに。
私の感想をできるだけ率直に綴っていきます。もちろんネタバレを含みます。
よしのりはこんな見方してるんだな〜と思ってもらえたら嬉しいです。
それではいきます!
タイトル:華麗なるギャツビー(The Great Gatsby)
主要登場人物
ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)
トム・ブキャナン(ジョエル・エドガートン)
ジョーダン・ベイカー(エリザベス・デビッキ)
あらすじ
1929年、第一次世界大戦の従軍者であるニック・キャラウェイは精神科の治療を受けていた。彼は今まで出会った中で最も大きな希望を抱く男性、ジェイ・ギャツビーについて語る。主治医の勧めからニックは自分の考えを書き留めるように提案され、一つ一つの出来事を医師に開示し始める。
7年前の1922年、ニックは夢だった作家を諦め、中西部からニューヨークに移った。
彼はウェスト・エッグの北岸の村にある小さな管理人のコテージを借りる。コテージは、謎めいたビジネス界の大物で、しばしば贅沢なパーティを開くギャツビーの豪邸の隣にある。ニックは、美しいが抑圧された従妹デイジー・ブキャナンと、壮健で支配的な彼女の夫トムとディナーを共にする。
デイジーは、ニックともう一人の客の仲を取り持とうとする。彼女は有名なゴルファーのジョーダン・ベイカーで、ニックは魅力的に思う。帰宅したニックは、ブキャナン家の桟橋から届く緑の灯火に手を伸ばす、入江に立つギャツビーの姿を見る。
ある日ニックはギャツビーのパーティへの招待状を受け取る。到着したニックは、招待状を受け取ったのは彼一人であり、客の誰もギャツビーに会ったことがないことを知る…
あらすじの全体は引用のリンクからどうぞ。
途中までのあらすじはこんな感じ。2時間ほどの映画なので少し長めのお話です。
この映画は小説を元に描かれた作品で、これまでも何度か舞台化、映画化されてきた作品だったんですね。
作品を見て思ったのはまず、画面から伝わる美しさや華やかさでした。
お話の冒頭、希望を胸にニューヨークにやってきたニックのシーンからのトムのお屋敷。いかにも豪邸!お金持ち!!なお屋敷の中を進んで、デイジーがいる部屋。
部屋全ての窓を置け放ち、それぞれに設置された白く長いカーテンが部屋中になびく中、優雅にソファに寝そべっているデイジー。とても可愛かったですね。
その横に佇むジョーダン、本当に画面全てが美しかった。
その後のギャツビー邸。ただでさえ広いお屋敷の中に、これでもかというくらいの人が集合していましたね。
その中で、ショーをしたり、花火が上がっていたり、豪華なご馳走も。なんのパーティなのかなって思うけど、ここにいる人たちは誰1人招待されたお客さんじゃないってことが本当に衝撃でしたね。ただ1人ニックを除いて。
そして誰もギャツビーの顔を知らない、そんなことある?!
次にギャツビーの人間性。
字幕で見たからか、私が見落としてしまったからなのか、どうしてギャツビーはただ1人ニックを招待したんだろう?誰にも出さなかった招待状を送って。
でもその招待状をきっかけに、ギャツビーとニックは関係をつなぐことができたんですよね。
それにしても、この盛大なパーティーは自分の屋敷から見える緑の光、桟橋の向こう側にいるたった1人の女性のために開かれていたって。
なんていじらしいんだろう、でも規模が大きすぎるよ…。
どうしても偶然を機に会いたかったんですね、自分から誘ったとかいう形ではなく。向こうから来てくれたという形で。
ギャツビーはとても大らかな人間だろうけど、同時にすごくプライドが高く、繊細でもあるなと感じました。
ギャツビーとデイジーの再会のシーン。
彼女のために準備されたたくさんの花々、空間。でもここは人のお家!
愛する人のことになると他が見えなくなっちゃうんだな…
なかなか彼女が待つ家の中に入れなかったり、声をかけられなかったり、、
すごくヤキモキして、心の中で(頑張れ!!!)て騒いでました。
再会できてよかったね…!!
今や大富豪であるギャツビー。表向きは何不自由なく今の地位にいること。
でもそれは違って、彼は貧困の生まれであること、名前も違う、有名大学に通ったのも休戦後の将校の特典で5ヶ月のみ。
すべてではないにしろ、戦争や、デイジーとの出会が彼の人生を大きく変えてしまったのだろう。彼女のために、地位も立ち振る舞いや人格も、すべて完璧な人になろうとした。
物語の終盤、ギャツビーは理不尽に殺されてしまう。デイジーからの電話を待ちながら。
彼の葬式にはニックと報道の記者しか現れなかったんですよね。
招かれてもいないパーティーにはあんなに人が集まって、人の家で好き勝手に騒いで楽しんでいたのに。
デイジーすら現れなくて、なんというかそんなものなのかって。
ニックはギャツビーの死に関する誤った事実の記事に激怒するんですよね。
誰も本当のことをわかっていない。そりゃもう怒るし、街にも人にも嫌気が差してどうでもよくなりますよね。
ニックは報道陣をギャツビー邸から追い出して、1人屋敷の中を歩きながらギャツビーのこれまでの人生に思いを馳せる。
ここにはなんでもあったし、なんでも手に入れることができたのに、本当に欲しかったものを手にすることができなかった。
それでもただ1人大切な、本当の友人を作ることはできたんじゃないかと思います。
恋焦がれる人がいる場所で光る、緑色の光。
手を伸ばしても届かない、そんな光が印象的な作品でした。
上手く感想がまとまりませんが、また見返して解像度を上げたいと思います。
お付き合いいただきありがとうございました!